今日は、サッカーUEFAのELとCLの違いを詳しく説明していきます!
サッカーUEFAのCLはチャンピオンズリーグとご存知の方も、ELはよくわからない…どういう仕組み?と疑問を持っている人、意外とおおいんですよね。
ということで、
サッカーUEFAのELとCLの違いと、サッカーUEFAのELとCLの仕組みをわかりやすく徹底的に解説していこうと思います。
というのも、現在サッカーUEFAでは、CLとELが8月の決勝開催に向けて大盛り上がり中なんです!
最近では日本人選手がヨーロッパのチームへ移籍して活躍することも増えてきました。
数年前までは海外サッカーを観てなかった人も、サッカーUEFAにハマっているんですよね。

この記事は、そんな方のために、サッカーUEFAのELとCLの違いと仕組みを調査してわかりやすく徹底解説します。
初心者の方にもわかりやすく解説していますので、ELとCLの違いや仕組みを理解して、サッカーUEFAを一緒に楽しみましょう!
サッカーUEFAのELとCLの違いをわかりやすく徹底解説
いよいよヨーロッパサッカー再開!
サッカーが観れる日常に感謝⚽️#ブンデスリーガ pic.twitter.com/WOuVl5W6f4
— 神戸のエルモ (@elmoishappy) May 16, 2020
サッカーUEFAのELとCLの違いについて解説していきますね。
- ELは、ヨーロッパリーグ
- CLは、チャンピオンズリーグ
ELもCLも、UEFAが主催する「ヨーロッパの最高峰の大会」であることを知っておきましょう。
ヨーロッパではどちらも由緒ある大会です。

「ヨーロッパの最高峰の大会」2つも要らなくない?
では早速、どのような違いがあるのかみていきましょう。
ELとCLの違いをわかりやすく徹底解説!
簡単に説明すると、CLは上位の大会で、ELはCLに出場できなかったチームが出場する下位の大会と言えます。
ELはヨーロッパ各国リーグ戦順位の中堅から上位クラスが出場可能ですが、CLはヨーロッパ各国リーグ戦の上位クラスしか出場できません。
まさにCLは、その年のヨーロッパ最強のクラブチームを決める、世界でも最高峰の大会なのです!
ヨーロッパ最強は「世界最強」と言っても過言じゃありませんよね。
ELとCLの違いは、ELよりもCLの方が権威ある大会だと、覚えていただければOKです。
また、ELとCLは出場できるチーム数と賞金総額にも違いがありますのでそれぞれご紹介しますね。
ELとCLは出場できるチーム数が違う
ELとCLに出場できるチーム数に違いがあります。
ELに出場できるグラブチームは48チームで、参加出来る国やチームが多く、様々な国のサッカーを観られるのが魅力です。
また、日本人選手も多く出場しますので、個人的にはここも楽しみのひとつです。
一方、CLに出場できるクラブチームは32チームです。
ELに比べると16チームも少なく設定されていますが、出場するのは各国の上位チームで日本でも人気のあるサッカーチームが多く出場しています。
出場するクラブチームだけをみても、ELはCLに比べると見劣りし、注目度も低いという現状があります。
ELとCLは獲得できる総賞金額が違う
ELとCLは大会に出場するチームが獲得する賞金総額も桁外れです。
優勝賞金はEL、CLとも400万ユーロ(約4億9,000万円!)と同額ですが、賞金総額は大きく違います。
ELの総称金額は約26億9,000万円と、これでも相当な賞金額ですが、CLの総賞金額はなんと約85億7,000万円!!
単純に比較してもその差はなんと約60億円。
優勝チームが全額もらえるかどうかは分かりませんが、多額の賞金がかかっていることは事実です。
賞金総額からみても、ELよりもCLの方が高いので、ここからもグレードの違いが分かりますよね。
日本の天皇杯やルヴァンカップの優勝賞金はいくら?
ちなみに、日本の天皇杯とルヴァンカップの優勝賞金はどちらも1億5,000万円。
その金額と比べると、ELもCLの賞金が桁外れなのがよく分かりますね。
では次に、ELとCLの仕組み(どういう形で優勝が争われているか)をみていきましょう。
サッカーUEFAのELとCLの仕組みをわかりやすく徹底解説
🏆あなたはどこのクラブがチャンピオンズリーグで優勝すると思う?#UCL pic.twitter.com/bXaGgLD1F3
— ALIEL/アリエル〔レモンティーノ〕 (@ALIEL_Lemontino) July 19, 2020
ELとCLは、どんな仕組みで優勝を争っているのでしょうか?
出場資格も踏まえ、ELとCLに分けて仕組みを解説していきます。
ELの仕組みを徹底解説!
ELは、ヨーロッパ各国の中堅から上位クラスのクラブチームとカップ戦の優勝国に出場権が与えられます。
上記クラブチームに加えて
- グループステージ・・CLの予選3回戦とプレーオフで敗退したクラブチーム
- 決勝トーナメント・・CLのグループステージ3位のクラブチーム
それぞれに出場権が与えられ、最終的には全48チームでタイトルを争います。
ELは「予選1回戦から3回戦+プレーオフ」→「グループステージ」→「決勝トーナメント」の流れで行われます。
なお、試合は「ホーム・アンド・アウェイ方式」で行われ、決勝のみ1試合で決着します。
予選
予選は3つにグルーピングされています。
- 初登場(予備予選からスタート)
- 前ラウンド勝者(予選1回戦からスタート)
- CL敗者(予選2回戦からスタート)
また、予選2回戦からは「チャンピオンパート」と「メインパート」の2セクションに分かれます。
予選1回戦から3回戦およびプレーオフに出場できる資格はかなり複雑ですが、グループステージに出場するにはプレーオフを勝ち残らないと出場できません。
グループステージ
グループステージでは全48チームを12のグループに分けて戦い、上位2チームが決勝トーナメントに出場できます。
ここの出場資格も複雑なのですが、グループステージに出場できるチームは
- プレーオフ(チャンピオンズ・パート)を勝ち上がった8チーム
- プレーオフ(メイン・パート)を勝ち上がった13チーム
- UEFAランキング1位〜12位の国内カップ優勝の12チーム
- UEFAランキング5位の国内リーグ4位の1チーム
- UEFAランキング1位~4位の国内リーグ5位の4チーム
- UEFAチャンピオンズリーグプレーオフ(チャンピオンズ・パート)敗退の4チーム
- UEFAチャンピオンズリーグプレーオフ(リーグ・パート)敗退の2チーム
- UEFAチャンピオンズリーグ予選3回戦(リーグ・パート)敗退の4チーム
となっていて、グループステージから決勝トーナメント出場の資格を獲得できるのは各グループ2位までの24チームです。
決勝トーナメント
決勝トーナメントには、各グループステージを勝ち上がった24チームが出場します。
それに加えてチャンピオンズリーグのグループステージで3位になった8チームが決勝トーナメントに進んできます。
ということで、決勝トーナメントは全32チームがトーナメント方式で優勝を争います。
また、ELで優勝すると翌年のCLへの出場権を獲得できます。
CLの仕組みを徹底解説!
CLの出場資格は非常に難しくなっていて、UEFAのカントリー(国)ランキング(以降「UEFAランキング」)によって決められた参加枠があり、それを満たすクラブチームに出場権が与えられます。
UEFAランキングごとの出場枠は
- UEFAランキング1位〜4位の国の上位4クラブ
- UEFAランキング5位〜6位の国の上位3クラブ
- UEFAランキング7位〜15位の国の上位2クラブ
- UEFAランキング16位以下の国の1位クラブ
それに加えて、前年度のELとCLの優勝クラブにも出場権が与えられます。
CLは「予備予選+1次予選から3次予選+プレーオフ」→「グループステージ」→「決勝トーナメント」の流れで行われます。
また、試合方式はELと同じく「ホーム・アンド・アウェイ方式」で行われ、決勝のみ1試合で決着します。
予選
CLの予選には「優勝チーム予選」と「上位チーム予選」の2種類があります。
優勝チーム予選は予備予選から、上位チーム予選は予選2回戦から、それぞれ予選が始まります。
こちらもELと同じく、最終的にグループステージに出場するにはプレーオフを勝ち残らないと出場できません。
グループステージ
CLのグループステージは全32チームを8グループに分けて戦い、上位2チームが決勝トーナメントに出場できます。
ちょっと分かりにくいのですが、グループステージに出場できる資格は「予選出場資格→勝ち上がり」と「予選なし」で分かれていますのでそれぞれ解説します。
予選なしで出場できる資格(26チーム)
- 前年度CL優勝の1チーム
- 前年度EL優勝の1チーム
- 前年度UEFAランキング1位〜10位の国内リーグ優勝の10チーム
- 前年度UEFAランキング1位〜6位の国内リーグ準優勝の6チーム
- 前年度UEFAランキング1位〜4位の国内リーグ3位と4位の8チーム
予選出場資格→勝ち上がり
- 前年度UEFAランキング11位以下の国内リーグ優勝の4チーム(優勝チーム予選を勝ち上がったチーム)
- 前年度UEFAランキング5~15位の国の2位~3位クラブの2チーム(上位チーム予選を勝ち上がったチーム)
となっており、決勝トーナメントへ進めるのは各グループステージの上位2チームで、全16チームとなります。
決勝トーナメント
決勝トーナメントは、グループステージの上位2チーム、全16チームで優勝を争います。
ここで優勝すると「ヨーロッパ最強クラブチーム」の称号を手にします!
試合はホーム・アンド・アウェイ方式
EL、CLとも決勝のみ1試合で決着しますが、それ以外は全てホーム・アンド・アウェイ方式での対戦となっています。
ホーム・アンド・アウェイ方式のルールは
- 2試合の通算得点が同じ場合はアウェイゴールの多い方が勝者
- それでも勝者が決まらない場合は、2試合目の試合後に前後半15分の延長戦を行って勝敗を決定
- 延長戦後に得点数が同数だった場合もアウェーゴールが適用され、アウェイクラブが次のラウンドに進出
- 延長戦で両軍とも無得点の場合はPK戦で勝者を決定する
サッカーではアウェイが不利だと言われていますので、アウェイ戦でのゴールが優先される仕組みになっていますね。
【番外編・・ELとCLはいつ行われているの?】
ELもCLも、1年間に渡って開催されますので、ELやCLに出場しているチームは自国のリーグ戦の合間にELとCLの試合が行われています。
ELの試合が行われているのは「木曜日」、CLの試合が行われているのは「水曜日」です。
リーグ戦は基本的に土日に行われていますので、リーグ戦とリーグ戦の合間の水曜日と木曜日に試合が組まれています。
ただ、ELやCLの試合がアウェーゲームのときは遠征になるので、ホームに戻った週末には自国のリーグ戦という過酷な日程になっています。
ただし、ELとCLの試合は毎週行われているわけではなく、2週間~3週間に1回のペースで行われています。
まとめ
リオネル・メッシが今季ラ・リーガ25得点で史上最多7度目のピチーチ賞(得点王)を獲得!👏👏
🏆 2019/20
🏆 2018/19
🏆 2017/18
🏆 2016/17
🏆 2012/13
🏆 2011/12
🏆 2009/10#UCL pic.twitter.com/MKx7cF1p5X— UEFAチャンピオンズリーグ (@UCLJapan) July 20, 2020
サッカーUEFAのELとCLの違いと仕組みを調査してわかりやすく徹底解説しました。
UEFAのELとCLは、どちらもヨーロッパNo.1を決める大会という位置付けでしたが、「大会の格」としてはCLの方が上に位置付けされていましたね。
賞金も大きく違いがありましたし、出場できる条件やチーム数にも違いがあることが分かりました。
また、選手によってはワールドカップよりもCLを優先するほど、CLは権威ある大会となっています。
CLに日本人選手はなかなか出場できませんが、ELには日本人選手が結構出場しますので、個人的にはELの方が気持ち入れて観れる感じです。
過酷なスケジュールの中でもとびっきりのパフォーマンスでファンを魅了させてくれる選手に感謝ですね。
違いが分かったところで、今年もELとCLを思いっきり楽しみましょう!
今回はサッカーUEFAのELとCLの違いと仕組みを調査してわかりやすく徹底解説させていただきました。
最後までご覧いただきありがとうございました。