星の子映画原作との違いは結末?あらすじをネタバレ!

星の子映画原作との違いは結末?あらすじをネタバレ!

今村夏子さん著の『星の子』が映画化され、2020年10月9日より上映されています。

映画のポスターでは、主演の芦田愛菜さんを囲み、ほのぼのとした家族の様子が描かれています。

しかし、予告では只ならぬ雰囲気に、どんな結末なのか、原作を知らない方はあらすじのネタバレが気になりますよね。

原作を知っている方は、映画と原作であらすじや結末に違いがあるのかが気になるのではないでしょか?

そこで今回は、『星の子』の映画と原作との違いや結末、あらすじのネタバレをご紹介していきます!

 

星の子映画原作との違いは結末?

『星の子』は、宗教を信仰する両親の元で育つ 思春期の少女の生活や葛藤、成長を描いた物語です。

今まで「普通」だと思っていた事が、実は「普通ではなかった」という現実に直面し、両親の愛情を感じながらも、世間とのズレの間で苦悩する少女の姿は、考えさせられるものがあります。

なんだか、重いテーマの物語っぽいね・・・。

どんなストーリーなの?

幼い頃は病弱だった主人公・ちひろの為に、両親は色んな病院や治療法、薬を試しましたが治る気配はありませんでした。

ある時、父親が「金星のめぐみ」という、あらゆる病気に効くという水を同僚から貰います。

その水でちひろの体を拭くと、なんとわずかの間で完治したのです!

「金星のめぐみ」の効果に感激した両親は、水を提供している宗教団体に入信し、以来どっぷりのめり込んでいくようになります。

ちひろは宗教にのめり込んでいく両親の様子を幼い頃から見ていたので、それが「普通」と思っていました。

平常時だと「怪しい」と疑問を持つけれど、幼い子供が苦しんでいるのを見たら、親としては「何が何でも治してあげたい!元気になって欲しい!」と思うよね。

藁にもすがる思いだったんだろうなぁ・・・。

そして、治ったとなると子供の命を救ってくれた水や提供者に感謝するようになるよね。 

しかし、中学生になったちひろは宗教に対して疑問を持つようになります。

今までも親戚や周囲の人達から気味悪がられていましたが、同じ宗教の親を持つ子供と仲が良かったり、両親からは愛情をたっぷりと注がれていたので、特に気にせずにやり過ごしていました。

しかし、姉が家出したり伯父に「高校に入ったら、両親と離れて一緒に住まないか」と相談を持ちかけられたり、学校の友達と話していくうちに、徐々にちひろの心に迷いが生まれます。

自分の「普通」は、周りにとっては「おかしい」という事に気付かされたんだね。

ちひろは、今後も両親と一緒に宗教を信じ生活をしていくかどうか、葛藤し自問するようになります。

とても難しい問題だね。

親とも一緒にいたいだろうし・・・。

最後はどうなってしまうの?

 

星の子原作の結末はバッドエンド?

『星の子』の結末は、宗教団体の研修施設の外で両親と星空を見ている場面で終わります。

ちひろがどうなるのか書いていないの?

そうなんです。

ちひろが今後両親と一緒に住んでいくのか、それとも伯父の家に住むようになるのかは書かれていないのです。

ですが、家族で星空を見る場面はある意味バッドエンドにも捉えられます。

なになに?

すごく家族の仲の良さが分かって、ほのぼのする場面なのに・・・気になる!

ちひろが伯父に持ちかけられた同居の話は、両親にも伝わっていました。

家族で星を見ている時、ちひろは両親から伯父との同居の事を言われる前に、早めに施設に戻ろうとしますが、両親は「まだもう少し、ちひろと星を見ていたい」と言います。

もう少し、って・・・。

まさか両親は、ちひろを伯父に預けると決めているって事?

両親はちひろの将来を考えて、伯父の家に住んで欲しいと伝える為に呼び止めたのです。

残りわずかな家族のひとときを、少しでも長く一緒に過ごしたいと思ったのかもしれませんね。

両親の愛の深さが分かります。

そしてもう一つ、バッドエンドに捉えられる場面があります。

家族で星空を見る場面で「流れ星」が流れるのですが、両親には見えずにちひろには見えているという場面があるんです。

宗教に入信すると見える世界も違ってくる、という事なのかな?

ちひろは、まだ揺れ動いているから両親と違う世界が見えたのかもね。

この先の事は明らかにされていないので、もしかしたらちひろも流れ星が見えない世界に入るかもしれませんし、そのまま流れ星の見える世界に留まるかもしれません。

ですが、ちひろが両親と離れて暮らすようになる、とも捉える事の出来る場面ではないでしょうか。

 

星の子原作を読んだ人のネタバレ感想

「信じるとは何か?」を深く問われるこの作品。

不完全燃焼とも言われかねないこの物語を読んで、どんな感想が寄せられているのか見ていきたいと思います!

最後の結末にモヤモヤした人もいましたが、多くの人は物語から「宗教って何?信じるって何?」という問いかけに深く考えさせられた、という感想が寄せられています。

そして、ちひろ達家族の出来事は誰にでも起こりえる事だという感想もありました。

たしかに、日本ではこれといった決まった宗教はありませんし、無宗教の人もいますよね。

そんな中、熱心に何かを信仰している人を見て、他人は変だと思うかもしれません。

しかし、世界を見渡せば一神教の国が多く、決められた宗教を信仰するのが当たり前であり、宗教のある生活が普通になっていると思います。

決して「おかしい家族」ではないという事に気付かされ、考えさせられる作品です。

この物語に描かれているのは「普通の家族」なんだよね。

 

星の子映画あらすじ

『星の子』は同名タイトルで、2020年10月9日に映画が公開されました。

気になるのは、原作と映画であらすじや結末が違っているかどうかですよね。

ご安心下さい!

内容は小説を忠実に再現されており、原作を読んだ人からも好評です。

また、原作と映画のどちらも見る事でより物語の世界観が深まり、味わい深くなるという感想もありました。

この物語は変に端折ったりオブラートに包んだりせずに、原作通りに描いて欲しい作品だよね。

しかし、最後の家族で星空を見るところだけ原作とは違うそうなのです!

え・・・一番良いシーンなのに!

どんな風に変わっちゃったの?

 

星の子の映画と原作であらすじに違いはある?

映画と原作ではあらすじの違いはありませんが、「流れ星を見る」場面が少し違っています。

原作ではちひろだけにしか流れ星が見えませんが、映画では両親もちひろと同じように流れ星が見えているのです!

そうなると、また解釈も変わってくるのでは?

家族一緒に流れ星を探す姿はとても微笑ましいですし、心が温かくなる場面ですよね。

映画でも、ちひろのその後は描かれていないので分かっていません。

しかしそこには、原作者の今村夏子さんが巻末の対談で話していた「この家族は壊れてなんかいないんだ」という思いがしっかりと反映されています。

宗教が挟まっている事で変に思われがちだけど、家族の間にはお互いに愛があるもんね。

変ではないし、壊れてなんかいないよね!

星空を見ているのは、「普通の家族」なんだ・・・!

また、進め方が原作と違っているようです。

原作は時間の流れに沿うようにして物語が進められていましたが、映画ではちひろの頭の中で繰り広げられる思考に沿うようにして進められています。

傷つき悩んでいる時の心の中だったり、過去の回想だったり、迷いだったりが描かれているのです。

原作だと客観的だけど、映画だとちひろの思いにより一層寄り添う事が出来るね。

あらすじの違いはありませんが、小説と映画の2つによって『星の子』という作品の魅力が磨かれています。

 

まとめ

以上、『星の子』の映画と原作との違いや結末、あらすじのネタバレをご紹介していきました。

映画と原作のあらすじのネタバレを見て、とても考えさせられる物語になっている事、他人事ではなく自分にも起こりえる事だ、という事が分かると思います。

結末の違いにも迫ってみました。

様々な意見がありますが、どちらもそこに描かれているのは「家族の愛」です。

『星の子』は、映画と原作を見る事でより味わえる物語となっています。

ぜひ、どちらもご覧になってあなたなりに映画のテーマついて考えてみて下さい♪