鉄の骨モデル企業のゼネコンは熊谷組じゃない?実話事件もわかりやすく解説!

実話事件もわかりやすく解説
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鉄の骨ドラマWOWOWのモデルゼネコンは熊谷組という噂がありますが、ちょっと違うようなんです!

鉄の骨はゼネコンの談合の話で、実話を基にしたストーリーなんです。

原作は、人気ドラマ「半沢直樹」で有名な小説家、池井戸潤さんです。

2010年にNHKでドラマ化され、2015年には韓国ドラマとしてリメイクされました。

談合というお金と欲と複雑な人間関係が絡み合った社会問題をテーマにした超人気ストーリーですね。

そんな「鉄の骨」が、2020年春、今人気の超豪華俳優により新しくWOWOWオリジナルドラマとして復活します。

主人公の富島平太が務める中堅ゼネコン池松組のモデルは、熊谷組ではなく間組ではないかと言われています。

なぜなら、物語のモデルとなったのは「名古屋市発注の地下鉄延伸工事をめぐる談合事件」だからです。

モデル事件を知って、原作小説「鉄の骨」を読むと、細かいところまで理解が深まり最高に楽しめますよ!

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この記事では、ドラマのモデルとなった実話事件について詳しく&わかりやすく解説していきますので、詳しく知りたい方はぜひ最後までご覧くださいませ。

 

鉄の骨モデル企業のゼネコンは熊谷組じゃない?

WOWOWオリジナルドラマ「鉄の骨」のモデルゼネコンは一体どこなのか、気になりますよね。

例えば、半沢直樹の務める東京中央銀行は、今の三菱東京UFJ銀行がモデルだと言われています。

池井戸潤さんの小説に登場する企業にはモデルがあると言われています。

鉄の骨の主人公、富島平太の務めるゼネコン、池松組のモデルゼネコンがどこなのでしょうか?

 

モデルになった事件の概要は?

池松組のモデルゼネコンがどこなのかを突き止めるために、鉄の骨のモデルとなった事件について軽く触れてみたいと思います。

鉄の骨の基になっている実話は、「名古屋市発注の地下鉄延伸工事をめぐる談合事件」です。

2007年の事件で、談合に関わった大手ゼネコン会社5社が独占禁止法違反で告発されました。

独占禁止法違反でゼネコン会社が刑事告発された初めての事件で、歴史的な事件です。

この事件で、ゼネコン5社の幹部が何人も逮捕されました。

談合事件は複雑なので、詳しい解説については、記事後半でわかりやすく解説しますので、今は割愛します。

 

池松組のモデルゼネコンは熊谷組じゃない?

実話が基になっているだけに、「鉄の骨」の池松組のモデルゼネコンってどこなんだろうって考えてしまいますよね。

主人公、富島平太のゼネコン池松組は、熊谷組ではないか?という噂があります。

2010年のNHKでドラマ化された頃にそのような噂があったようです。

しかし、熊谷組は池松組のモデルゼネコンではなさそうです。

この事件に関わり、刑事告発されたゼネコン5社の中に熊谷組は入っていないんですよね。

モデル事件「名古屋市発注の地下鉄延伸工事をめぐる談合事件」から考えると、間組(現在の安藤・間組)だと思われます!

間組はこの事件の鍵となった中堅ゼネコンです。

あの池井戸潤が、歴史的な談合事件の鍵となった中堅ゼネコンを舞台に描く社会はドラマ、ワクワクしますよね!

 

名古屋市発注の地下鉄延伸工事をめぐる談合事件に関わったゼネコン5社ってどこ?

因みに、この歴史的談合事件に関わった大手ゼネコンはこちらの5社です。

  • 大林組
  • 鹿島
  • 清水建設
  • 奥村組
  • 前田建設工業

テレビで見たり聞いたりしたことがある会社ばかりですね。

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鉄の骨ドラマWOWOWのモデルの実話事件もわかりやすく解説!

主人公の富島平太は、中堅ゼネコンの池松組の入社して4年、建設現場で真面目に働いていました。

この物語は、平太が業務部に異動になったところから始まります。

池松組の業務部は、公共事業など巨額な案件の受注する部門で、陰で「談合部」と言われています。

実は、池松組は、2000億円の大規模公共工事の受注を目指しているところでした。

不器用ながら実直な平太は、疲れ切った様子の業務部長、仕事ができる憧れの先輩、謎の魅力の先輩女性社員、実質会社を動かしている常務に囲まれて、会社の未来を左右する巨大プロジェクトに挑みます。

大きな仕事でやりがいはあるものの、談合は犯罪…。

お金と欲と複雑な人間関係が絡み合った談合がテーマの物語です。

入札のライバル企業との戦いや、大物政治家を狙う検察特捜部は、池松組も狙っています。

 

名古屋市の地下鉄延伸工事談合事件とは?

鉄の骨のモデルとなった談合事件「名古屋市の地下鉄延伸工事談合事件」をわかりやすく解説します!

名古屋市の地下鉄延伸工事談合事件とは、大手ゼネコン5社が裏取引きにより入札結果を決めて公共事業を受けていたことが発覚した事件です。

大手ゼネコン5社とは、大林組・鹿島建設・清水建設・奥村組・前田建設工業です。

2006年に行われた入札では、5つの工事を裏取引によって決まった、鹿島建設・清水建設・奥村組・前田建設工業・間組がそれぞれ20億~60億で受注しました。

ところが、間組がこの入札の裏取引を特捜部にリークしました。(チクっちゃったんです)

ハザマが特捜部にチクったことで、談合に参加した鹿島・清水建設・奥村組・前田建設の4社が告発されました。

さらに、談合を主導していた大林組も、工事を受注したわけではないけど告発されたんです。

しかし!ハザマは特捜部にチクって捜査協力したので、告発が免除されました。

談合やカルテルを自主的に申告して調査に協力すれば、課徴金の免除や減額が受けられる制度により守られたからです。

この制度は、課徴金減免制度と言って、談合をした企業や人が、自首して談合の内容を警察に話すことで、課徴金を減額してもらうことができる仕組みです。

自首&共犯者や黒幕をチクって、警察に捜査協力することで、罪が軽くなるというわけなんですね。

鉄の骨ドラマWOWWOWのモデルゼネコンは熊谷組?実話事件もわかりやすく解説!

でも、自首するということは、談合という犯罪を自分自身、自分の企業がやったことを認めることになります。

さらに、一緒に談合をした人や企業を裏切って、警察に売るってことです。

自分がある事件の共犯者だとして、自首して、しかも、黒幕や他の共犯者を警察に売ると考えてみて下さい。

今後のこともあります…。

あなたが熱心に仕事を頑張っていて、気づいたら談合に関わっていた、罪の意識に苛まれながらも抜けられない…そんな富島平太の立場ならどうしますか?

 

鉄の骨に対する評判と期待の声

今の人気豪華俳優による「鉄の骨」2020、WOWOWオリジナルドラマに多くの期待が寄せられています!

原作を読んでからドラマを見ると、細かい描写などがしっかり理解できて、ドラマを200%楽しむことができます。

池井戸潤さんの作品は、難しい専門用語が出たり、複雑な社会構造の理解があった方がより楽しめますからね!

原作本で予習してからドラマを見る派の人も多いですよね!

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ゼネコンをわかりやすく説明

鉄の骨モデル企業のゼネコンは熊谷組じゃない?実話事件もわかりやすく解説!

ゼネコンは、建設業界の専門用語なんです。

ゼネコンは元々英語のGeneral Contractor(ジェネラル コントラクター)の略で、ジェネコン…が日本語らしくなまって「ゼネコン」となりました。

General Contractor(ジェネラル コントラクター)は、日本語にすると「総合建設業者」です。

建物や施設を建てたり、道路や鉄道などの工事をしたりといった仕事を、設計から工事の実施までの全てをまとめて引き受ける会社です。

ゼネコンは、自社に設計部門、工事の施工部門、技術研究部門があるのが特徴で、これが、工務店や建設会社との違いです。

ゼネコンの工事の施工部門は、工事のリーダー的存在で、現場の安全・工程・品質・コストの管理をするのが主な仕事です。

土木・建築工事を実際に行うのは、ゼネコンの下請け業者になります。

 

日本のゼネコントップ10は?

日本のゼネコントップ10をご紹介します。

  • 1位 大林組
  • 2位 鹿島建設
  • 3位 清水建設
  • 4位 大成建設
  • 5位 竹中工務店
  • 6位 長谷工コーポレーション
  • 7位 五洋建設
  • 8位 戸田建設
  • 9位 前田建設工業
  • 10位 三井住友建設

※2018 – 2019年の売上高ランキングです

池松組のモデル企業と言われる中堅ゼネコンの間組は、2013年に安藤建設との吸収合併で、現在の安藤・間組になりました。

安藤・間組は、売上は3,599億円で、ランキング12位です。

吸収合併前の間組は、2013年の売上は1,978億円でした。

ちなみに、1位の大林組の売上は2兆396億円です。

 

スーパーゼネコンとは?

スーパーゼネコンは、大林組、鹿島建設、清水建設、大成建設、竹中工務店などの大手ゼネコンのことです。

ザックリ言うと、スーパーゼネコンとは、1年間の売上が1兆を超えるゼネコンのことですね。

1兆を超えないとスーパーゼネコンと呼べないかというと、そんなに厳密ではありません。

スーパーゼネコンの次に、大手ゼネコンというカテゴリーがあります。

大手ゼネコンと呼ばれるゼネコンには、長谷工コーポレーション、五洋建設、戸田建設、前田建設工業、安藤・間組などがあります。

さらにその次のレベルに中堅ゼネコンがあります。

中堅ゼネコンと呼ばれる企業には、熊谷組、東急建設、フジタ、鴻池組、錢高組があります。

安藤・間組は大手ゼネコンですが、吸収合併前の間組は、中堅ゼネコンでした。

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ゼネコンと入札と談合

鉄の骨モデル企業のゼネコンは熊谷組じゃない?実話事件もわかりやすく解説!

ゼネコンは、入札で仕事を勝ち取ります。

行政や企業が、建物を建てたり、道路や鉄道などの工事を行う場合に、「こんな案件があるんだけど、やる人手を上げて!」と募集します。

ゼネコンはこの募集に、金額と工事の内容(設計、品質、工程など)を提案します。

より良い提案をしたゼネコンが仕事を勝ち取るのが、入札です。

入札で決めるのは、できるだけコストを抑えるためですが、一番安い値段を出せば取れるというものでもないのです。

安かろう悪かろうでは困るからで、品質や工程などが適切かと適正な価格が選定基準になります。

 

談合はなぜいけないのか?

談合とは、この点を逆手に取って、入札を企画する発注者と特定のゼネコンが事前に話し合って、誰がいくらで落札するかを入札前に決めて、出来レースを行うことです。

入札したゼネコンには利益の確保を、発注者は裏でお礼にお金をもらうという仕組みです。

公共事業でこれが行われた場合、税金の浪費(適正な競争入札の価格より高くなる)と、工事に使われるはずのお金の一部が、談合によっての誰かの私的なお財布に入るということになります。

 

談合は本当に悪いのか?

「鉄の骨」で、主人公の富島平太(神木隆之介)はこう言います。

談合は必要悪だと思っていました…

談合が必要と言われる理由は、一般的には、仕事の数に対して企業が多すぎるためです。

なんでも競争入札で決めていると、弱い会社は仕事が取れず、生き残れない。

全員が生き残るために、受注調整は必要だ、という考え方です。

鉄の骨では「談合は必要悪か?」という問いに対してどんな答えと結末が用意されているのかが見どころですね!

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まとめ

以上「鉄の骨ドラマWOWOWのモデルゼネコンは熊谷組?実話事件もわかりやすく解説!」をお届けしました。

鉄の骨2020は、WOWOWオリジナルドラマで、池井戸潤の原作小説でした。

鉄の骨のモデルゼネコンは、熊谷組ではなく間組のようです。

鉄の骨のモデルとなった実話談合事件についてもわかりやすく解説しました。

まずます鉄の骨のドラマ放送が楽しみになりましたね!

ドラマ「鉄の骨」はWOWOWで4月18日(土)~放送です。

→「鉄の骨」をWOWOWで見る

最後までご覧いただきありがとうございます。